先行きが怪しい世界情勢を受けて、ガソリン価格が継続的に変動する中、レギュラーの全国最高値を更新しつつあります。そのため、車の燃費がいいかどうかはとても重要です。どれだけのガソリンを使うかは、運転の仕方で決まることがほとんどで、市街地を走るか、高速道路を走るかによっても異なりますが、この記事では、ガソリンタンクを最大限に活用するために、2022年現時点で選ぶべき最も燃費のいい車を紹介していきます。
第1位 IONIQ – ヒュンダイ
ヒュンダイ社(現代自動車)のIONIQは、2022年最も燃費のいい車に選ばれました。同社によれば、IONIQは高速道路で最大60MPG、市街地では最大58MPGにまで到達することができるそうです。市街地での燃費は、トヨタ社のプリウスと同等ですが、高速道路での燃費は、他のレギュラーハイブリッドカーの追随を許さないので、トップであることは間違いないでしょう。
もっと燃費を伸ばしたい人のために、IONIQのプラグインハイブリッドモデルもあります。また、電気自動車を好む人であれば、IONIQ 5がおすすめです。IONIQは、同じくヒュンダイ社のエラントラ(Elantra)のように、複数のトリムレベルがあり、それぞれ同クラスの他のハイブリッドカーにはないドライブサポートと快適かつユニークな装備が備わっています。エラントラのプレミアムモデル「SEL」と「Limited」は、多少高価にはなりますが、合計で55MPGと同ランキングでは第3位に挙げられています。
第2位 プリウス – トヨタ
トヨタ社は1997年にはじめてプリウスを発売し、業界初の量産型ガス・電気ハイブリッドカーとして大注目を集めました。それから25年に経った今でも、プリウスはハイブリッドカーや電気自動車の分野において最も有名なブランドのひとつであり、今回ランキング第2位にランクインしたのも当然といえるでしょう。
プリウスは、高速道路で53MPGという驚異的な燃費のよさを誇りますが、このトヨタ社の代表的なハイブリッドカーが本当に活躍してくれるのは、街中のほうです。ガソリン1ガロンあたり58マイルまで走ることが可能で、都市部の燃費としては首位のIONIQと同率1位となっています。
56 MPGでも十分ではないと考えるドライバーに向けて、「プリウスプライム」と呼ばれるプラグインハイブリッドカーもあります。また、4WDを検討するのもいいかもしれません。トヨタ社の計算によると、4WDを取得すると、おおよそ10%の燃費を減らすことができるそうです。高速道路で47 MPGと都市部で51 MPGはまだいいほうですが、燃料効率にしか興味を持っていない人には、アップグレードする価値はないかもしれません。
第3位 エラントラ – ヒュンダイ
ヒュンダイ社のエラントラ(Elantra)は、市街地で53MPG、高速道路で56MPGという驚きの燃費のよさを誇っていることから、第3位に輝きました。実際、エラントラは昨年、北米カー・オブ・ザ・イヤーを獲得しており、現在、同社のウェブサイト上で大々的に宣伝されています。1.6リットルのディーゼルエンジンとパワートレインが組み合わされ、139馬力を発生させます。優れた燃費性能と輝かしい受賞歴に加え、Apple Car Play/Android Autoのワイヤレス接続や、ハンズフリートランクリリースなど、”クラス限定”の革新的な技術が多数搭載されています。
ヒュンダイ社は、エラントラのハイブリッドモデルに4,500ドルの追加料金でリミテッドグレードを設定し、”クラス限定”の項目を増やしています。このリミテッドグレードには、ダイナミック音声認識、逆駐車衝突回避アシスト、同社独自のデジタルキーシステムなど、優れた機能が備わっています。ただし、リミテッドグレードの燃費は、高速道路で52 MPG、市街地で49 MPGと低くなります。