2022年も引き続き、電気自動車の販売台数は増加の一途をたどるでしょう。世界のほぼすべての有名自動車メーカーが、新型燃焼式自動車の生産終了時期を設定し、全電気自動車のモデルを徐々に自社製品コレクションに導入しています。実際、今年だけでも、高価なものから比較的お手頃なものまで、20車種近くの新型電気自動車が発売される予定です。以下では、現在発売されている、あるいは近々発売予定の新型電気自動車とその価格を紹介していきます。ぜひチェックしてみてください!
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フォード『F-150 ライトニング』のプラチナ
フォード社製の『F-150ライトニング』は、実は、1台も生産されないうちから絶大な潜在能力を秘めていました。というのも、この全電気自動車に対する初期の需要は非常に高く、生産前から20万台を優に超える予約があったそうです。その結果、フォード社はすでに生産能力を2倍に増強し、製造に勤しんでいます。
気になる販売価格ですが、ベーシックなプロトリムが4万ドル弱でスタートします。この他にも数多くのグレードがあり、最も高価なのがプラチナです。『F-150ライトニング』の最上位モデルであるプラチナは、2022年発売された電動自動車の中でも、すでに最も高価なモデルのひとつでもあります。このグレードでは、暖房&換気付き、ニルヴァーナレザーシート、ブラックカラーポケット付き22インチのアルミニウムホイール、拡張バッテリーパックが標準装備されています。EPA推定航続距離280マイルを誇るプラチナモデルは、9万874ドルから購入することができます。
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リビアン『R1S』のアドベンチャー
リビアン(Rivian)社は、2022年に成長が期待されているEVメーカーの一社です。同社は9月にピクアップトラック『R1T』のクライアントバージョンを製造ラインから正式に展開し始め、完全電動の自動車を提供する最初の事業者となりました。このローンチエディション『R1T』はすでに完売したため、7人乗りのSUV『R1S』がはじめて消費者に届けられることになります。『R1S』の上位グレードである「アドベンチャー」は、ラージパックバッテリー搭載で価格は7万5,500ドルからとなっており、EPA推定航続距離は316マイル(約3.6km)となっています。
『R1S』は、イリノイ州ノーマルにあるリビアン社の既存工場と、ジョージア州に建設予定の第2工場で生産されます。「アドベンチャー」および標準グレードの「エクスプローラー」の2グレードは、2022年末に発売予定です。
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フィスカー『オーシャン』のエクストリーム
フィスカー社のフラッグシップSUV『オーシャン』を今回取り上げることにしたのは、トリムレベルによっては、最も高価な電気自動車であると同時に、最も安価な電気自動車でもあるからです。昨年秋のロサンゼルスモーターショーで初公開された『オーシャン』は、その外観、機能、そして何よりも、その魅力的な価格設定によって大きな注目を浴びました。
創業者兼CEOのヘンリック・フィスカー氏は、当時、次期『オーシャン』の「スポーツ」トリムは3万8,000ドルからと述べました。つまり、7,500ドルのEV(電気自動車)税額控除が全額適用されれば、わずか3万ドル強で購入できることになるのです。ただし残念ながら、「スポーツ」は万人向けではありません。そして、もう一つの「ワン」トリムとなれば、価格帯がグッと上がってしまいます。
同社によれば、最初の5,000台の注文はすべて「ワン」となるそうです。「ワン」に加えておすすめなのが、「エクストリーム」トリムです。このモデルは、塗料と「ワン」のモニッカーを除いては、すべて同じ装備を備えているうえ、メーカー希望小売価格はどちらも6万8,990ドルです。11月に発売される予定で、今から楽しみですね!